SublimeなLife日記

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私がバードウォッチングを子どもに全力でオススメする理由!とくに3歳児から5歳児までがベスト!

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プレゴールデンエイジとも言われる3歳〜5歳の時期。こどもは平仮名やカタカナを読めるようになり、目の前の世界が一気に広がります。様々なことに興味を持つこの幼児期に、私は全力でバードウォッチングをオススメします!

鳥の図鑑をきっかけに、脳を活性化し記憶力・集中力のアップ!

3歳4歳位の子供は、ほんとうに乾いたスポンジが水を吸うように物事を記憶していきます。知識欲を満たしてあげると、どんどん学ぶことの楽しさを覚えていきます。すごいすごいとは聞いていましたが、集中力、暗記力のすごさは驚きました。

我が家の長男の場合は野鳥図鑑がお気に入りで、どこへ行くにも肌身離さず、すでにほとんどの鳥を諳んじてしまいました。

これは野鳥に限らず、例えばトミカ・プラレールなどの電車は定番ですね。男の子ならみんな大好きな恐竜や、男の子女の子ともに楽しめる動物などもいいですよね。さかなクンのようにお魚も面白そう。いずれにしろ、好きな事を見つけ、それを暗記するといったことは、脳を活性化させ、記憶力や暗記力を高める、なんて言われています

ちなみに、子どもが何に興味を持つかは、性格や環境によって様々ですが、まわりのパパママに聞いたところによると、やはり男の子は恐竜や電車などの乗り物に高確率で没頭しますが、女の子にはとくに人気の趣味がないようでした。
その点、野鳥でしたら、メジロやシジュウカラやコゲラといった小鳥はとても可愛らしく愛嬌がありますし、カルガモやマガモなどの水鳥なら、お散歩をしながら簡単に観察することができます。先日参加した親子向けのバードウォッチングにも、三脚付きの立派なスコープを抱えた小学生くらいの女の子が、お父さんといっしょに参加していました。オオタカやノスリといった男の子が大好きな猛禽類も、案外身近にいる可能性があります。

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近所の庭先の柿をついばむメジロ

野鳥なら、身近にいて、いつでも見に行ける!

電車も在来線なら比較的観に行きやすいですが、人気の新幹線を見に行くとなると、場所も時間も限られ、なかなか大変です。動物やお魚も、動物園や水族館に行かない限りは、かんたんには見せてあげられません。

その点、野鳥ならすこし近所を歩くだけで、かならず何かしら見かけることができます。また、注意深く観察すると、都会や住宅街でも驚くほど沢山の種類の野鳥がいることに気づきます。

わたしは以前は小鳥といえばスズメとツバメくらいしか知りませんでしたが、実はヒヨドリやムクドリのほうが見かける機会が多いくらいだということに気づきました。

ちなみに私の自宅は都市圏の住宅街ですが、幸いベランダからは桜の木と川が望め、この1年で20種類以上の野鳥を、家にいながら見かけることができました。それに、「青い宝石」「川の宝石」とよばれる人気のカワセミも、意外に近所の公園や河原、海辺などで見かけることができます。

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近所の緑地で人気者のカワセミ

野鳥をきっかけに、地図や地理に興味を持つきっかけになる

野鳥は地球上に1万種以上が生息しているそうですが、日本だけでも500〜600種くらいが生息していると言われ、地域によって見かける野鳥も異なります。鳥の図鑑には、かならずその鳥が生息している国や地域が書いてあるので、図鑑と一緒に世界地図や日本地図を与えると、鳥の生息地をきっかけに、国や地域、都道府県を覚えることができます
また、本州以南、関東以北といった表現で書いてあるので、北と南などの方角や、北は寒く南は暑いといった大まかな気候なども覚えられそうです

日本地図はいろいろなものがありますが、案外、道州まで記載のあるものは少ないです。下記のサイトでダウンロードできる白地図には、関東・中部・九州といった地域名も書いてあるのでオススメです。

happylilac.net

鳥の大きさをきっかけに、数字や物の大きさに興味を持ちようになる

鳥の大きさは、種類によって大小様々ですが、野鳥図鑑にはかならずその鳥の大きさが書いてあります。スズメ:14cm〜15cm、ヒヨドリ:28cm、と言った具合です。

「スズメとヒヨドリはどちらが大きい?」などと問いかけてあげることで、数字そのものに興味を持つきっかけになります

また、数字の見やすい定規をあげれば、定規を使って物の大きさを測れるようにもなります。恐竜や乗り物だと、実物で見比べることも難しく、数字も子供には少し大きすぎるので、野鳥くらいの大きさが子供にはちょうどいいと思います

バードウォッチングをきっかけに、外に出かける習慣がつく

野鳥観察は午前中がオススメです。お昼頃になってくると人やクルマが増え、警戒心の強い小鳥などは姿を消してしまいます。息子は野鳥に興味を持ってからというもの、週末は朝食を済ますとすぐに「鳥を見に行こう」と誘ってくるようになりました。また、木々の葉が落ちる秋〜冬がバードウォッチングのベストシーズンなので、家にこもりがちな寒い時期でも、外に出かけるきっかけになります。付き合う親は大変かもしれませんが(笑)

また、各地に沢山の野鳥観察スポットがあるので、バードウォッチングは色んな場所に出かけるきっかけにもなります。子供にとっては、知らない場所に行くこと自体が刺激になり、思わぬ成長や学習のきっかけにもなります

ちなみにバードウォッチングに大砲のような望遠レンズや一眼レフカメラは必要ありません。まずは子どもが持ちやすい、軽くて扱いやすい6〜8倍くらいの双眼鏡があれば十分です。以下のものなら5千円以下で購入でき、ファースト双眼鏡にぴったりです。色とりどりの野鳥のかわいいい仕草を目にすれば、きっと興味を持つと思います。最悪、旅行やスポーツ観戦などにも使えますしね。

PENTAX 双眼鏡 UP 8×21 ブラック ポロプリズム 8倍 有効径21mm 61801

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探鳥会をきっかけに、人見知りを克服しコミュニケーション力を養う

バードウォッチングや野鳥撮影の愛好家「バーダー」は日本全国どの地域にもかならずいて、公園や森林、川の土手などで野鳥観察や撮影をしています。そういった方々は、ほぼ毎日毎週末決まった場所で、野鳥が訪れるのをのんびり待っているので、ぜひ「なんの鳥がいますか?」などと話しかけてみてください。バーダーは穏やかな方が多いので、とくに小さい子供には、きっと優しく野鳥の居場所を教えてくれたり、撮影した写真を見せてくれると思います。

また、自治体や大きな公園などでは、年に数回、野鳥観察会を開催していますし、「日本野鳥の会」では全国の支部で定期的に探鳥会を開催しています。親子連れやバードウォッチングの初心者の方が参加することも多く、双眼鏡の使い方から教えてくれる観察会などもあります。

こういった共通の趣味を持つコミュニティに参加することは、自発的に話しかけるきっかけ作りになるのではないでしょうか

また、親子で共通の趣味を持てば、子どもが成長していっても親子間のコミュニケーションづくりに役立ちます。野鳥やバードウォッチングなら、パパママどちらかが興味を持ちやすいと思います。

日本野鳥の会 : 探鳥会

はじめよう! バードウォッチング (BIRDER SPECIAL)

はじめよう! バードウォッチング (BIRDER SPECIAL)

 
東京近郊 野鳥撮影地ガイド

東京近郊 野鳥撮影地ガイド

 

まとめ

いかがでしょうか、ここまで読んでいただいた方の中には、すこしバードウォッチングに興味を持った方もいらっしゃるでしょうか。

まずはいつもの公園や通勤・散歩道で、小鳥のさえずりに耳を傾けてみてください。きっと、聞こえる鳴き声は1種類ではないと思います。

近所の川や公園の池でも、全部カルガモだと思っていた水鳥も、よく見るとアタマや羽根の色がちがいませんか?

気になったら、まずは1冊、ポケット図鑑を買ってみることをオススメします。日常の自然に、新しい世界が広がるかもしれません。

オススメの図鑑

鳥 (新ポケット版学研の図鑑)

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鳥の写真が見やすく、漢字にすべて平仮名がふってあります。手のひらサイズなので、いつでもすぐに取り出せ、子どものリュックにも入ります。長男はすぐに索引を使った引き方も覚えました。

オススメの双眼鏡

子供でも簡単に扱える軽量小型のまん丸フォルムの「PENTAX タンクロー」。丈夫で、初心者向けの大定番モデルです。新型がすでに出ていますが、新旧のちがいは、内部レンズのコーティングくらいのようです。この旧モデルなら4千円以下で買えて、100m先くらいまでなら、十分によく見えます。レビューでも概ね好評です。

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