戸隠神社 奥社、荘厳な杉並木と美味しい戸隠そば
すこし前ですが、夏休みに戸隠神社へ行ってきました。
目当ては有名な奥社の杉並木ですが、どうせ風景写真はあまりあとから見返さないので、Takumar 55mm f1.8をつけて、歩いてきました。
戸隠神社 奥社
大鳥居をくぐると、沢が流れる緩やかな参道がはじまります。
夏の濃い緑が鮮やかで、たっぷりと森林浴を楽しみます。
オニヤンマをはじめ、都会ではあまり見かけない昆虫もたくさんおり、子どものテンションも上がります。
1キロほど歩くと、茅葺・朱塗りの随神門に到着します。草が生い茂った屋根が自然の豊かさを感じさせます。あたりでは沢山の人がカメラを向けています。
この随神門をくぐると、雰囲気は一変、17世紀に植えられたとされる荘厳な杉並木が始まります。
地から天へと杉の大樹を伝って真っ直ぐに気が昇っていくような厳かな雰囲気に、しばし圧倒されます。
日本には古来から山岳信仰があり、霊山とよばれる山を畏れ敬う風習がありますが、まさにこの戸隠神社の奥社では、それを感じさせる雰囲気があります。
この杉並木を進むと、約270段の階段が始まります。角度も高さもそれなりにあるので、大人の足でもかなりこたえます。
息を切らして登りきった先に、奥社と九頭龍社が並ぶように建っています。
奥社の参拝はすごい行列、同行者は30分近く並んだようです。しかし、この雰囲気を体験すると、並んででも御利益にあずかりたいと思うのが人の性でしょう。
わたしもはじめて御朱印をいただきました。御朱印は、奥社のものと九頭龍社のものがありました。
ちなみに、階段からは乳飲み子を抱えての道程となったので、写真を撮る余裕がありませんでした。無念。感覚としては、高尾山よりもきつかったです。
しばし休憩して、下山。
大鳥居の近くの茶屋で、人気のソフトクリームをいただきました。
そばソフトや笹ソフトなんてフレーバーもあり、疲れた身体に染み入ります。
戸隠神社 奥社の観光のまとめ 混雑状況
車の場合、ナビどおりに行くと、まずは中社にたどり着きます。観光案内所や、近くにはチビッ子忍者村もあり、戸隠神社観光の拠点となります。
奥社へは、道路をさらに奥へと進んでいきます。
途中、駐車場待ちの車の行列がありますが、それは蕎麦屋さんの行列です。係の人がいれば「蕎麦ですか?奥社ですか?」などと声をかけてくれますが、間違えないように先へとすすみます。
奥社の大鳥居のあたりから先に駐車場があります。大鳥居のすぐ近くの駐車場は、連休やお盆・お正月は朝には埋まってしまうと思いますが、徒歩5分前後の距離にまだまだ駐車場があるので、中社参拝や、混み合うチビッ子忍者村、お蕎麦屋さんなどの観光を済ませてからでも止められると思います。
私が行った時は、朝は小雨が降っていたので、チビッ子忍者村のオープン待ちをして午前中いっぱい遊び、空いているお蕎麦屋さんに飛び込んでランチを済ませてから奥社行きました。
戸隠そば
戸隠神社の周辺にはたくさんのお蕎麦屋さんがありますが、人気店は、1時間待ちくらいは覚悟が必要だと思います。ただ、このあたりのお蕎麦屋さんはどこも店舗ごとに工夫をこらしているとのことで、どこに入っても美味しいお蕎麦が食べられると思います。
飛び込んだお店の、米粉を混ぜて打ったお蕎麦。繊細で優しい味。
戸隠神社は、東京からだと車で約4時間、近県からでもかなりの時間がかかりますが、奥社の雰囲気は簡単には言い表せないようなものがありました。
子供が大きくなったら、またぜひゆっくりと行きたいと思いました。