シン・ゴジラは10年後20年後に「父さんが観たゴジラは凄かった」と言える映画じゃないか ※ネタバレ無し
予備知識ゼロのお父さんがシン・ゴジラを観に行きましたよ
はてなでブログを書いているくらいなので、シン・ゴジラに対する多くの絶賛の記事やブログは嫌でも目に入ってくるわけで、波にのまれるようなかたちで、この映画を観に行きました。
ちなみに映画館に行くのは5年ぶりくらいでした。
そして私のこの映画に対する予備知識といえば、ゴジラは初代以降ハリウッド含め1回も観たことがなく、エヴァンゲリオンも1度も観たことがなくて、見終わった今も監督が誰だったかわかりません。庵野秀明という人がなんなのか、よくわかりません。
「父さんが観たゴジラは凄かった」
あまり映画を数多く見る方ではないので確かなことはわからないのですが、間違いなく、日本の映画史に残る傑作だと思いました。
これが日本映画の金字塔と言えなくて、何がそれに当たるのかと。
思えば昨今、自分の子供に話せる映画がどれくらいあるというのでしょうか。
たぶん初代のゴジラは本当にすごくて、みんなびっくりして、ゴジラが日本に現れたらどうしよう?なんて本気で考えたりして、そういう映画だったから何十年たった今でも続編が作られる、日本映画の金字塔になったのでしょう。
そして、このシン・ゴジラも、10年後20年後、自分の息子に「父さんが観たゴジラはすごかったんだぞ」と話せる、話したくなる映画でした。
たぶん、初代ゴジラを観た人も同じことを思って、うっかりメカゴジラとかキングギドラとかGODZILLAとか作っちゃったんじゃないかななどと思いました。
全お父さんに観てほしい
私はこれを、全お父さんにおすすめしたいです。
まず、先に書いたとおり、たぶん近い将来また続編的なものが出て、それを親子で話すために必要な映画だということ。
スターウォーズなんかもそうなのではないでしょうか。観たことありませんが。
また、内容には触れませんが、全編をつうじて、あまり子供向けとはいえない内容です。
わたしはゴジラというと、ミニゴジラとかモスラとか出てきて、ウルトラマン的な何かくらいに思っていたのですが、シン・ゴジラはほぼ前編シリアスです。siriusです。
くわえて、あまりいえませんが、こんなものが突っ込むの!?みたいな武器が出てきて、思わず熱くなります。男のロマンが詰まっています。
ちょっと気になったこと
興奮さめやらぬ中、勢いでこの日記を書いているわけなんですが、気になることもありました。
映画を観ていない妻いわく、有名人が何十人とか出ていることも話題の映画らしいですが、これがまったく邪魔だと思いました。
私はキャスティングで映画を見ることは一切なくて、むしろ知っている俳優がまったく出ていない、例えば海外ドラマなどではないとなかなか作品に没頭できず、感情移入ができません。
その点シン・ゴジラは、ちょいちょい見知った俳優が画面に登場して、さも訳ありげにしては、何事もなかったように消えていきます。
エンドロールを見て誰が出ていただとか楽しむ人もいるのかもしれませんが、もうすこしモブはモブらしくして欲しかったなぁ、と思います。この人でなければ、というキャスティングは、一握りだったように思いました。
それと、内容には全く関係ないのですが、日本人もスタンディングオベーションとかしましょうよ。
私はこれを生まれて初めて、一人映画館で観たわけなんですが、見終わった後の感動は、ホールみな同じだったはずです。
立ち上がって拍手して感動をわかちあう文化が日本にもほしいと、強く思いました。
なんか勢いで書きましたが、観てよかった。みんながブログに書くのもわかるなぁ。
あと、すみません、ネタバレです。
石原さとみちゃん、かわいすぎ。